注目の"タイパ"!抜群のおでかけ・旅行計画アプリ「sassy(サッシー)」で新しい旅行スタイルで地方創生へ
株式会社RelyonTrip(リリオントリップ) 代表取締役CEO 西村彰仁氏
(※1)タイパ:時間対効果を意味する「タイムパフォーマンス」の略語。「コスパ(=コストパフォーマンス)」が費用対効果(効率のいいお金の活用)を意味するのに対し、タイパは効率のいい時間の活用を意味する。タイパという言葉は、主にZ世代(2023年時点では10歳前後の人から25際以下の人が該当)を中心とする若者の間で流行している。
「人は旅行そのもの以上に、旅行の計画を立てることに幸せを感じる」というデータがあります。しかもその幸福感は8週間も続くといいます。であれば、年に数回旅行の予定を入れるようにすれば、人生の大半をワクワクしながら過ごすことができるということです。
といって笑顔を見せるのは、
株式会社 RelyonTrip (リリオントリップ)代表取締役 CEO 西村彰仁氏だ。

同社はZ世代向け飲食・観光アプリ「sassy(サッシー)」の企画・開発・運用を主軸に事業を展開する。
2019年10月に創業して以来、大阪府大阪産業局主催の「第17回ビジネスプランコンテスト準優勝」や、日経クロストレンドの「未来の市場をつくる100社(2023年版)」などに選出される期待のスタートアップ企業だ。
「自らのサービスでまわりの人を幸せにしたい」という西村氏の思いから生まれた「sassy(サッシー)」。
具体的にどのようなサービスを提供しているのだろうか。事業の変遷や今後の展望とともに聞いた。
Z世代向け飲食・観光アプリ「sassy(サッシー)」
「sassy(サッシー)」は、自分に刺さるスポットに出会うをコンセプトとした飲食・観光計画アプリです。
写真や動画などの視覚情報を直感的に選択し、「お気に入りスポット」や「行ってみたい旅先」のリスト化、SNSシェア、ルート検索などを一元的に行うことができます。
現代は電子デバイスが発達したことで簡単に情報を集めることができますが、それら全てが「ほしい情報」や「正しい情報」であるとは限りません。「sassy(サッシー)」では、私たちRelyonTripのメンバーの知見や感性をフィルターにして集めた「信頼性のある情報」だけを提供し、情報過多から生じるストレスを解消したり、「おでかけ」や「旅行」という付加価値の高い時間 をより充実させることを可能にします。
多すぎる情報から信頼できる情報だけを抽出し、取捨選択に費やす時間の効率化・快適化を図る。
それが「sassy(サッシー)」というアプリの核となる機能だ。
西村氏は「ノイズ(=不要な情報)を最小限にする」とも表現する。
操作はとても簡単です。アプリ内の画像を見て、行きたければ右、行きたくなければ左にスワイプするだけ。
「行きたい」と感じた画像データを自動的に集積して「行きたいリスト」を作成します。
特に気に入った画像にはマークを付けて、情報をよりパーソナルにカスタマイズすることもできます。
Googleマップと連動しているので、リストに保存した場所の確認や経路検索もスムーズです。
「行きたい場所」に関する情報選択の快適化に加え、実際に「旅行する」ことを促すための機能も充実している。
SNSと連動させて情報共有のための環境を整えているので、「ニーズがわからない」「内心バラバラ」といったストレスを抱えることなく仲間同士で旅行計画を立てることができます。sassyアプリ内の共有機能で友達や恋人とつながれば、お互いが行きたい場所がリストとマップで把握することができるため、さらにスムーズに計画を立てられます。

「sassy(サッシー)」で取り扱う写真や動画はすべて西村氏が目を通し、「sassy(サッシー)」のブランド観に統一性を持たせる。
写真の選別は、今後の環境変化に伴って変わる可能性はありますが、現時点ではアナログ手法が優位と考えています。「AIを活用すればいいのではないか」と言われることもありますが、AIが不自然に綺麗な写真を”良い”と判断することも多く、私はAIよりも人が持つ鋭敏な感性の方を信頼しているからです。マンパワーを取り入れたデータを独自に集積することで、他社との差別化を図ることもできます。
西村氏は起業前に大手生命保険会社で約11年のキャリアを積んだ経験から、信頼構築に最も重要なのは「人と人との関わり」だということを実体験として知っている。保険業は顧客との相互信頼関係が契約の大前提となる。
業態は異なるが「信頼」をもとにサービスを提供するというスタンスは現在の事業でも変わらない。
「デジタル」を活用しタイパ(タイムパフォーマンス)の向上を強みとする「sassy(サッシー)」だが、最終的な判断や選択は人の温度感がある「アナログ」で行う理由はここにある。
起業当初から「お客様ファースト」で事業の方向性を決めています。何か迷うことがあれば「それはお客様にとって有益かどうか」を判断基準にします。これからもこのスタンスは変わらないですね。
セレンディピティ(偶然の発見)のある旅行計画で地域活性化
sassy(サッシー)の独自サービスとして、テーマに合わせてインフルエンサーやsassy編集部が厳選したスポットをパッケージ化した「まとめマップ」がある。
音楽DJが既存の楽曲を独自に組み合わせて新しい音楽を創り出すように、独自の視点でスポットを組み合わせて新しい旅行やおでかけを提案する。
「まとめマップ」やsassyの特徴「スワイプで選ぶ」を活用して、「こんな場所があったんだ。行ってみよう」というセレンディピティ(偶然の発見)を楽しんでほしいです。
「ありきたりの忖度された観光地へ行く」のではなく、自分にぴったりのおすすめスポットを集めた「まとめマップ」を片手に旅行やおでかけするスタイルを提案していきたいです。
これまで注目されなかった地域の観光資源も紹介すれば地方創生につなげることもできます。
その結果、アプリを利用する人に加えて地元の人も幸せになれると考えています。

コロナ禍で自分と向き合う時間が増えたことなどから、これまで以上に個人の価値観が多様化している。旅行に対する目的も、ただ有名観光地に行くことだけではなくなってきている。旅先での地域交流を望むマイクロツーリズムもそのひとつだ。「sassy(サッシー)」が提案する旅行スタイルは、地域の魅力の再発見と地域経済活性化を同時に叶える「新しい旅行の楽しみ方」として広く浸透する可能性がある。
コロナ禍で見出した新たなチャンス
「sassy(サッシー)」を稼働させた直後に新型コロナウイルス感染症が拡大。国内外で行動規制が強いられたため観光市場は大打撃を受けることになる。
「なるようになる」が私の座右の銘。たしかにコロナ禍の影響で事業は思うように進みませんでしたが、そんな中でもできることはありました。
西村氏はこの時期、他業態との連携体制構築に力を注いだ。
14もの自治体とのまとめマップ作り、京王電鉄様とのアプリ連携、人気インフルエンサーとの連携など実績を積み、事業基盤を強化しました。
大学のゼミの一環として参画し、産学連携にも取り組みました。近畿大学との産学連携事業では、近大通りの飲食店30店舗の認知度向上や売り上げ倍増を目的に、クーポン提示で店舗指定の1品が「無料」になるキャンペーンを企画し、地域活性化にも貢献しました。
「次から次へとアイデアがあふれてくる」という西村氏。新たな試みとして、関西圏4大学の女子学生らで構成する「Rely's(リリーズ)」を「sassy(サッシー)」のアンバサダーに任命してプロモーション活動を展開する予定も立てている。
Rely'sのメンバーには、日本全国でまだ知られていない魅力的なスポットへ訪れ、それをsassyのデジタルコンテンツや各SNSのショート動画にする中で地域プロモーションをしていただこうと考えています。
日本ほど全国各地に観光ができる国はありません。
海があり山があり、美しい街もある。インフラが整っていて、どこに行ってもおいしい食に出会える。そして、最高のおもてなしがある。そうした日本の観光資源をもっとフューチャーしていきたいです。
行動規制緩和とともに「sassy(サッシー)」のニーズは着実に伸長している。
2022年2月時点の利用者数は15万人を達成。Appleストアレビューも2,500件を突破した。
今後さらにニーズが拡大する手応えを感じています。コロナ禍中は業態間の連携を通じて内部を強化することもできました。あとは「アクセルをいつ踏むか」です。

西村氏からこの取材で、次なる事業展開をお話しいただいた。
もうすでに、動き出している。

株式会社RelyonTrip(リリオントリップ)
本社:大阪市淀川区塚本2-26ー10
オフィシャルサイト:https://relyontrip.com/
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