「LINEがeコマースの表舞台に立つ」 それを確信し、新サービスを立ち上げる




株式会社INFLU / 代表取締役 水戸亮太氏

                                                  
LINEは2011年に日本でサービスを開始して以来、9,500万人以上のユーザーを獲得した。国内の人口比では75%以上がLINEを利用していることになり、今や生活インフラになったといえる。LINEはそもそも、アプリ間の無料通話やメッセージ送受信といったコミュニケーションツールであることが出発点。やがてユーザーが拡大するにつれ、企業がPRを行ったり、消費者とコミュニケーションを図る使われ方もしてきた。最近ではそこから一歩進み、LINEを物販やサービスの販売ツールとして活用する動きも表れ始めている。

そんな新しい動きを捉え、LINEを使ってeコマース(※1)の分野を開拓しようとしているのが、株式会社INFLUの代表取締役 水戸亮太。INFLU社が展開するLINEに関する事業の核になるのが、LINEアカウントだけで手軽にオンライン販売が開始できるサービス「Lea」(レア)。これを通じて、新たな事業に足を踏み入れた経緯をうかがった。

※1 Eコマースとは、商品やサービスをインターネット上で売買するビジネスモデルのこと。 「Electronic Commerce」という言葉に由来する造語で、日本語に翻訳すると「電子商取引」となります。 Eコマースを短縮して「EC」と表記することもあります。

「LINEがeコマースの表舞台に立つ」 それを確信し、新サービスを立ち上げる

Leaはもともと、あるエンジニアが開発されていたものでした。その方とはフリーランスが集まるコミュニティの2次会の席で、たまたま僕の前に座っておられたんです。そして目の前で『だれかLeaを買ってくれないかな』と話をされてましたので、このシステムを事業買取することにしまして、そこからスタートして2年目になります

Leaのシステム設計を聞いて、すぐにこれはいけると感じた。

僕はもともとLINEをずっとやっていて、次はECが来ると思っていたんです。それこそ、Leaのことを知る前からですね。そのころはLINEがPRのためだけにしか使われていなくて、LINE上で決済するといったものがなかったし、LINE決済が注目もされていなければ、今後伸びる気配とかも感じない様子でした。ただそのころから僕は、LINEで決済できるサービスをやりたいと思っていました。そのタイミングでちょうどLeaと出会って、これがやりたかったLINE決済だと、僕が思っていたのと、ぴったり一致したということなんです


「LINEがeコマースの表舞台に立つ」 それを確信し、新サービスを立ち上げる

LINEを利用した新サービス「Lea」は
すでに1,600店のユーザーを獲得



Leaを利用する事業者は、LINE公式アカウント上でECサイトを構築します。ここで物販であったり、美容院やリラクゼーションなどの予約受注のサービスを提供する。すでに飲食業や理美容関係を中心に、1,600店が利用している。事業者側のメリットは手軽にECサイトが持てるのと、月額税込3,300円と低額で始められること。それ以外にも、LINEを活用するゆえのメリットもあるという。

「LINEがeコマースの表舞台に立つ」 それを確信し、新サービスを立ち上げる

Leaの特徴のひとつは普通のネットショップと違って、一度訪ねてこられたお客さんのリピートが増えること。意外と皆さん気付いていないのですが、ECサイトを訪れても、一度離脱してしまえば、その人たちがもう一度自主的にアクセスしないと見られることはないんですが、Leaは身近なLINEにあるECサイトなので、再び見に来られるんです

またLeaの場合は購入しなくても、ユーザーが友達追加すれば、まだつながりを保っていられる。事業者はそこから、再びアナウンスできるのだ。
これはすごい特徴で、マーケティングの幅が広がります。さらにたとえば友達が100人集まったとして、そのうちのひとりが買ったのか、それとも3人が買ったのかのパーセンテージが見られたり、買った人と買っていない人の特徴も見れます。そういったユーザーの細かいセグメンテーションの分析などがやりやすいのも、強みですね

一方でLeaを利用するカスタマーにとってのいちばんのメリットは、手軽であり便利であること。
普段から使っていて慣れ親しんでいるLINEで注文ができますし、LINE上でメッセージが送れるので、サービスの提供者側と直接コミュニケーションが取れます。そうなれば、いちいち電話する必要もありませんから、利用者にとってはとても便利だと思います

Leaを開けばいつでもほしいものが買えて、受けたいサービスが受けられる。いわば、ユーザーフレンドリーな設計だ。

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たとえば大きなECサイトにアクセスして欲しいものを探しても、大量にある中から選ばないといけない。そうなると、探している途中で買うことをやめてしまうこともありますよね。ですがLeaの場合はショップとつながれば、そこにある商品から選べる。大量に提示されるもののなかから、時間と労力を割いて探す煩わしさがなくなります。そうした注文のしやすさは、利用者のメリットにもなると思います


LINEによるEC、ウェブコンサル、飲食業
3つの柱に、覚悟をもって取り組む



INFLU社は水戸氏が個人でネットビジネスに関する情報発信を行っていたものを、2019年に法人化した。現在も売り上げの柱はウェビナーなどウェブを通じてのコンサルティングによるものだが、今後はLeaにより注力していく意向であるという。そしてLea・ウェブコンサルティングと並ぶ三本柱として、飲食業にも進出。心斎橋に焼肉店「個室焼肉 味来」をオープンさせた。水戸氏には、地元の大阪を盛り上げたい思いが強くある。コロナ禍で、あれほど賑わっていた心斎橋がゴーストタウンのようになってしまっていた記憶は今も振り払えない。

「LINEがeコマースの表舞台に立つ」 それを確信し、新サービスを立ち上げる

コロナ禍に心斎橋が落ち込んでしまい、それをどうにかしたい思いがありました。ちょうどそのころに、知り合いの方たちの力も借りながら、開店にこぎ着けました。お店の特徴は完全個室であり、リーズナブルなお値段でありながら、国産和牛A5ランク、極上ネギ詰めタンや上質なホルモンがオススメで、質のいいお肉を提供させていただいていることですね


「LINEがeコマースの表舞台に立つ」 それを確信し、新サービスを立ち上げる

「LINEがeコマースの表舞台に立つ」 それを確信し、新サービスを立ち上げる

もちろん、飲食店経営には正面から取り組みながら、その一方で複数の事業を展開する経営者として、飲食店とLeaを結びつけることで、双方の発展につながる知見も得ようとしている。

ミナミは持ち帰りの需要が、すごくあるんですよ。それもあって、焼き肉屋さんの店頭でお弁当の受け取りができるようにと考えていましたが、従来のECでやるとコストがかかりすぎるんです。でもLeaを使えば、僕らにとっても投資を抑えてスタートすることができました。今はまだ始まったばかりなので、正直なところこれからかなとは思っています。ですが実際にユーザーの立場でLeaを使ってみて、このサービスが広まれば、事業者側にとってはかなり有益になると感じています

実は水戸氏の出発点は、飲食店経営にトライしたこと。だがそれは成功せず、その後ひとりでビジネスを興して法人を設立するに至った。身軽な個人事業者と、従業員を雇用する経営者では立場は180度違う。それを経験した身として、経営者になるために大事なことはと問うと、水戸氏はこう答えた。

「LINEがeコマースの表舞台に立つ」 それを確信し、新サービスを立ち上げる

覚悟じゃないですかね。それがあるか、ないかだと思います。僕は自分のキャラが会社員には合わない人間だというネガティブ発想から、これしかないと思って起業しました。キラキラした気持ちを持って期待値が上がった状態で起業しても、実際には大変なことや地道なことも待っているんです。理想ばかりではなく、大変なこともある。起業を志しても、理想と現実を見誤った人は少なからず見受けられます。やはり最初に必要なのは、理想と現実が違っても、やり抜く覚悟ではないかと思います

LINEを活用したLeaによるEC、かねてから事業の主軸だったウェブコンサルティング、そして飲食業。この3つの事業の柱いずれにも、水戸社長は覚悟をもってやり遂げるにちがいない。

株式会社INFLU
本社:大阪市西区新町1丁目8-3林四ツ橋ビル9階

■Leaに興味がある方はコチラから↓
https://lea-market.com/


■INFLU社へのお問合せはコチラから↓
https://influhp.com/




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